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Fallen Islandの雑多な記録置き場。脳内妄想垂れ流しにつき、取扱注意。
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Mon 16 , 01:41:43
2007/07

元ネタを筋少だけで固めるの難しいな。


堕島がどれだけ慌ただしいか把握しきれないままうやむやに設定したキャラクターですので、いまいち表現し切れておりませんし、無理だと思って封印してしまった物もありますが。

キズナはいわゆるこの現実世界と同じ世界から堕島へ夢を通じて行っておりますが、実は時間軸はちょっとずれているのですね。
SF的な要素が一体何年経てば実現されるかはわからないので、具体的な年代は記しませんが、おそらく5年10年ではないと思われます。
脳外科手術が今よりも容易になり、人格矯正・ロボトミー手術なんかに対するタブーや概念が大きく変わるくらい。


日記にも散見されますが、キズナは道を踏み外してしまった子です。
これは残念ながら明確なお話としては日記には記しきれない可能性大なので、普通にホルスさんとべたべたするような生き様を本筋とし、記憶の残滓と秘された人格に苛まれながらも、愛を育んで行かれればいいな、と。


====================
以下はちょっとキモイ脳内設定。


【杭打ち】

これはキズナがいた世界での医療行為の蔑称。
その世界では、人間の「種」としての劣化が激しく、少しでも優秀な遺伝子。医療データを残す為に、自殺は厳しく禁じられ、安楽死や死刑も一切行われません。
全ての人間は戸籍情報だけでなく遺伝子情報まで管理され、優秀な子孫を残す為に様々な面で「保護」と「制限」を受けています。

そして全ての犯罪行為は「後天的な脳疾患」と定義され、犯罪者はその程度により脳に外科手術を始めとする人格矯正を施されます。

大概はホルモンの分泌などを抑制する電気信号を発生する小型装置と、脳の電気信号を記録する為の簡単な装置を脳内に埋め込む事だけですみますが、重度の治療行為が必要な人間には、医療機器を搭載した矯正ユニットを脳内に設置します。
杭は特定のホルモンの分泌を促す他、脳への電気信号で感情だけでなく記憶までもほぼ完全にコントロールする事が可能で、緊急時には生命活動を強制的に停止させる仕掛け(小型の爆薬もしくは、過剰な荷電と言われています)が仕込まれており、「杭を打たれるイコール人間的な生活の終焉」とされています。
(そう言った外科手術と人格矯正に対する倫理観は、その世界では失われてとうに久しいのです)

そのユニットが「杭」、埋め込まれた人間の事を「杭打ち(ステイカー)」と呼ぶ社会現象にもなっています。
多かれ少なかれでも簡単な人格矯正(薬物投与やカウンセリングを含む)を施されるのは全人口の20%、小型装置を埋め込まれるのは5%、杭打ちは0.1%程度。

だがしかし、杭打ちのなかで1000人に1人の割合で「非適合検体」と言うものが発症します。
…そしてその検体うんぬんかんぬんで、検体をある目的の為に集める組織とか、それを極秘裏に始末しようとする組織、はたまた杭打ちによって目覚める覚醒する人間の「超」能力など…が本来のキズナのお話。
でもそれはギブです。ギブアップ。
ゆるし


この堕島で、キズナが比較的自由に出来るのは堕島の物理法則では杭が正常な機能を発揮出来ないからです。
それ故に、キズナの元の人格(犯罪を犯した際の宮守絆)が目覚める瞬間があります。

もし今後、元の世界に帰った時には杭の機能が回復し、後天的な疾患と判断された「堕島での記憶」は、記憶の表面上からは消え去ります。
しかし、脳ではなく「心」(医学では解明出来ない部分。すなわちご都合主義)に焼き付いて消えない幽かな記憶を抱き続け、そして再び堕島への扉が開かれ、再会し、二人はすれ違い、そして取り戻される記憶、と言うのがわたくしの即興脳内設定であります。

杭打ち云々は初垂れ流し。
さわりを偽島のブログの方でちょっと漏らしただけ。

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Mon 16 , 00:07:03
2007/07
「ねえ、キズナ。私、夏目先輩の事が好きなんだ!」


…思えばその瞬間から。
その一言から全ての運命は狂い始めたんだ。


■◆■◆■◆■◆■◆■◆■【はじまり】■◆■◆■◆■◆■◆■◆■


和「で? 智佳子はどうしたいのだね」
智「…え…、いや、その…」

和「相思相愛になりたいんじゃないのか。こう…ネバネバする様な感じの」
智「やだ、和尚! そんな事考えてない…」

和「ぐひひ…「そんな事」とはどんな事かね。ホルモン智佳子」
智「そんな名前で呼ばないで! ねえねえ、キズナ! キズナは協力してくれるよね?」

絆「え? なんだっけ?」
智「もう、またぼーっとしてる。私と、夏目先輩が付き合える様にだよ!」

和「ベトベトか? ヌルヌルか?」

智「和尚は茶化さないで! …ね、キズナ。キズナは夏目先輩とたくさん話もしてるから、色々先輩の事知ってるでしょ?」
絆「うん… 智佳子が、それだけ本当に先輩の事好きなら…」
智「本当!? やったー、ありがとうキズナ! 私達ずっと友達だよ」

和「お嬢さん、アタシの事も忘れないでくれよ」
智「だったら和尚も協力してね! そしたら愛してあげるよ、ハニー!」
和「なんだい、アタシとキズナは二号さんか…!」

智「2人が誰かを好きになったら、私も協力するから! …じゃあね、また明日!」
和「ああ、ちゃんと宿題やれよ」
絆「…ばいばい」


■◆■◆■◆■◆■◆■◆■【ひみつ】■◆■◆■◆■◆■◆■◆■



和「で…、いいのかい?」
絆「ん、何…が?」

和「先輩の事さ」
絆「だって、智佳子が」
和「そんな事は聞いてない。聞いているのはキズナの気持ち、だよ」

絆「うん…」
和「智佳子は元々あんなだから別として、アタシが気付いていないわけないだろう?」

絆「…うん」
和「キズナがいいって言うならば、アタシには口を挟む権利もないけど。後悔先に立たずだよ」
絆「…うん」

和「ふ。まあ、悩むが良いさ。何かあったらアタシの胸をかしてやるし、アタシにとっては二人とも友達、さ」
絆「ありが…と…う」

和「キズナは、その下から目線が庇護欲をくすぐるねぇ。しかたない…レディースデーじゃないけど…クイーンストロベリーアイスくらいならご馳走してやろうじゃないか」

絆「ダブル…」
和「シングルです」

絆「じゃあ、それで。あはは、和尚…大好きだよ。和尚が男だったら惚れてたかも」
和「あー、運命は残酷だねぇ… ところでキズナ、涙を拭かないとすごいブサイクだぞ」
絆「ブサイクって言うな…!」



■◆■◆■◆■◆■◆■◆■【違う星空の下で】■◆■◆■◆■◆■◆■◆■




ホルスが、泣いている私の涙を舌で舐め取ってくれた。
その時、確かに私の唇の端とホルスの唇が触れた。


不思議とイヤではなかった。
触れた点が熱くなり、この島に来てからの戦いで渇いてがさがさになっていた私の心に少しだけ、優しい雫の様な物が滴った。
とても熱いけれど、とても優しく、満たされるもの。

これってなんて言う感情なんだろう?


ホルスはどうやら気がつかなかった様だけれど、私は1日中、ホルスの姿を見るたびに顔を真っ赤にし、怪訝に思ったリョウコさんの鋭いツッコミから逃れるのに必至だった。



戦いと、血と、憎悪。
この島に「生まれ落ちた」瞬間からずっと、戦う事を運命づけられている中で。

ほんのささやかな倖せ。
満たされる事。


昔、誰かが言っていた気がする。
とても懐かしい人、懐かしい記憶。

「倖せは、失ってしまった時に初めて、それが「倖せ」だった事に気がつく」

そんな事はない。
今そこにある事に気が付ける倖せだってある。
だから「それ」を失わない様に、人は今を強く生きるのだ。

倖せを失わない為だったら、人は強く、そして何よりも残酷になれるじゃないか。
それは私が一番良く知っている。

あはは。

だから、邪魔するヤツはみんな…、■■■や■■の様になればいいんだ…
あの2人、今頃どうしているかな…
Thu 12 , 12:11:30
2007/07
あたたかい腕、広い胸に抱かれて眠る。
そんな夢を見た。
果たされない願望、焦がれ。



男の人の匂いがする。
夏目先輩と同じ、ちょっとの汗と絵の具とカビ臭い美術室の匂い。
それらが混じったような、不思議で切ない匂い。


他の誰かの様に、私は決してそこに抱かれる事はなかった。
ならば、せめて夢の世界でだけでも。
ただ一度きりの、はかないうたかたであったとしても、そんなささいな「願望」くらいは満たしても良いじゃないか。

その胸に深く深く顔を埋め、胎児の様に丸くなって眠り続けた。


====================

「キズナ。アリアス像の前髪の立体感はね…」
「髪の影と肌に落ちる影は違う。モチーフの材質と、影の温度を区別するんだ」


…智佳子と和尚の付き合いで仮入部したのが、うちのクラスの担任でアフロヘアーの獅子先生が顧問の美術部。
そこで1学年上の夏目先輩に出会った。


年のわりに達観していて、獅子先生には「仙人か」なんて言われていたけど、どんな事であっても、ただいたずらに否定せず、本質を見極めようとし、話しかける時には必ずあの声で私の名を呼ぶ。

だから、すぐに好きになった。
年頃の娘の様なはしゃぎかたこそしなかったけれど、私の心はその想いで確かに満たされていた。


====================
…朝の陽射しが降り注ぐ。
寝ぼけまなこで見上げたその顔は… 夏目先輩ではない。

ホルス。

誰にも必要とされず、誰からも与えられず。
ただただ、なけなしの幸福を…偽りの安寧を奪われた私を、この世界で初めて必要としてくれた人。

あの人と同じ声で私の名を呼ぶ人。
そのたびに私の心は苦い痛みと共に、甘い雫を垂れ流す。

甘い蜜は毒。

その毒はそっと私の記憶を蝕み、全てを忘れさせるかの様に甘い幻想を見せる。
いやだ、忘れたくなんか無いのに。

…そんな事を夢見心地に想いながら、私はその腕に包まれてもう一度眠った。






しばしの休息。
目覚めればまた「ルール」に強制された戦いが始まる…
Thu 12 , 01:54:37
2007/07
しばらくさぼっておりました。
やる事多くて大変だわ( ̄¬ ̄)


やはりデュエルは楽しいですね。
堕島というゲームの特性上、敗北すらもロールとして楽しめる地盤はシステムに備わっていると思うので、そこまで戦々恐々として戦う事もないと思いますし。


ここ最近は、ロールさん達の所と2連戦しつつ、必至こいてペットを獲得しつつ、装備の数と質を向上させる事に努めておりました。
そろそろ余裕も出てきたので、数値の高い武器か高級そう食あたりを狙いたい所ですが…。
今回も白石を(確定すれば)拾っていますけれど、祝福Lv2はどっちかっていうと嬉しくないのですよねえ。


あと、拾った枝が同名の強い方だった。
特殊能力つかなくてショック。


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■ネタ
キズナの日記に出てくるのは、現実世界の友人や学校の先生・先輩です。
これは、何かジュブナイル小説書きたいなあ、と妄想していた頃のネタ帳から引っ張り出してきました。


美術関係のネタが出てくるのは、実はPLのわたくしが不詳ながらも高校で美術コースに在籍していたからでして。
基本は囓りましたけど、石膏デッサンとかはほとんどやっておりませぬ。
当時の級友との会話を必至で思い出しながら絞り出していますので、ネタが乏しい+結構適当だったりします。
詳しい方には先に謝罪!

顧問の獅子先生も、実際の当時の顧問がモデルです。
といっても、モデルの方は変なもじゃもじゃ髪で、アフロとかではありませんでしたけど。



あと、時々出てくる変な単語。
狂い咲く人間の証明・パノラマ島・リルカの葬列などは、往年の筋肉少女帯が元ネタです。
これまた古いネタで謝罪。


====================
■技残数
全ての技をどう使うか悩みながら戦う。
これちょっと面白い。

このシステムが成り立つのは大量のCPで技能をどんどん覚えられるからであり、流石に本家偽島では無理っぽいですが…
であれば、次期堕島を狂おしく希望します( ̄¬ ̄)


ちなみに次期堕島があるならば、キズナがやれればいいな、と。
ホルスPMさんとメッセで、自キャラ達の甘酸っぱい展開を延々と語る、端から見るとワリとしょっぱい(本人達は倖せ)相談をしていたのですが。

 次期があるならキズナは記憶を失ってるね!

 ホルスの事覚えてない! でも記憶の中の気になるあの人…

こんな妄想を垂れ流しておりました。


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■大烏
捕獲したいので魅力をモリモリ上げたのですが、そもそも戦闘終了時に魅惑状態にしておけなかった罠。
しょんぼり
Sat 07 , 01:47:36
2007/07
夜中、急にもよおしてしまったので野営地を離れた(生理現象なので仕方ない)
いつもはリョウコさんを起こして2人で行動する事が多いが、流石にこの時間では悪いと思ったので、そっと抜け出したのだ。


…まだ昼間の戦闘の傷が痛む。
あの3人組…相当の手練れだった。


この島のルールで、この島に来た時点での総合的な力量はお互い同じ。
それなのに、私達はいとも簡単に敗北した。

作戦に過ちがあった事、戦略を相手に読まれてしまった事が敗因の大部分を占める。
ならば今度こそは負けない。

奪われた物は奪い返してやる。
例え…はらわたを引き裂いてでも。
特にあの耳の長い男…私の事をもて遊ぶ様に戦っていた。
ならばあの男を一番最初に血祭りに上げよう。

しばらく星を見上げながらそんな事を思った。

野営地に帰ると、あろうことかホルスが私の毛布を自分の毛布の中に引き込み、抱き寄せて眠っている。
リョウコさんは離れた所で、我関せずと安らかな寝息を立てている。


ホルス。
この人はいったい何なのだろう。
大人の体に、子供の心。

最初は下心があって愚者のふりをしているのかと思ったけれど、この人はどこまでも純粋なのだ。

驚くほど純粋で、とても優しい。
そしてどこか憎めない。


…私は溜息をつくと、ホルスの毛布の中に潜り込んだ。
背中にそっと顔を近づける。


男の人の匂い。
夏目先輩と同じ匂いだ。


でも、ホルスは夏目先輩じゃない。

どうやってもあの日は帰らない。

血生臭も、陰惨なあの瞬間を思い出すと私は大きく身震いをした。
この手にまだ感触が残っている。
肉を割き、既刊の一つ一つを潰す感触。


もう一度私は身震いすると、ホルスの背中に身を寄せ、眠気に身を委ねた。




朝になればまた戦いの時間が始まる。
どこかから視線を感じるあの3人組。
今度は完膚無きまでに叩きのめし、奪われた物を奪い返してやる…!
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