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Fallen Islandの雑多な記録置き場。脳内妄想垂れ流しにつき、取扱注意。
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Wed 27 , 23:16:58
2007/06
なんなの、ここは…


3人揃って少し探索をしてみた結果、ここが島状の土地だと言う事がわかった。
どこにも船着き場は見あたらない。

すなわち、脱出は能動的な不可能と言う事だ。

そんな事を一緒に行動する事になったリョウコさんと話し合った。
背中の包みには大きな和弓を背負っている。もしもの時には頼りになりそう。
だけど、ちょっと近寄りがたい雰囲気はある。
年上だから気後れしているのかも知れないけれど、少しだけ…怖い。


もう1人の大きな男の人はホルス。
なぜか私に懐いてきて、いつも袖を握って歩くし、座っていれば隣にくっついてくる。
下心のある気持ち悪い人だと思って、何度か逃げようと思った。
もし体に触れてきたら、ポケットに入れている■■■■で…とも思った。
でも不思議だ。
この人には邪気がない。動物、もしくは子供の様なんだ。
そして、憧れだった夏目先輩にどこか似ている…いや、似ていない事もない? 微妙かも知れない。
まあ、それはどうでも良いんだけれど…



…この島には2つの危険がある。
1つは原住生物。
動物から、漫画にでも出てきそうな不思議な生き物、ひいては人間の形をした歩く草までいる。
今の所、そこまで凶暴な物は見受けられないけれど、島の奥まで進んだ時にどれほど非友好的なヤツが空腹で待ちかまえているかはわからない。

もう1つは私達と同じ様にこの島へいつの間にかやってきた者達。
これも多種多様だ。
私やリョウコさんの様に普通の人間もいれば、ホルスの様にちょっと不思議な人、そして中には化け物と変わらない姿をしたのもいる。
言葉も何故か通じるし、ただ同じ島にいるだけでは危険という事でもないはずだけれど…
なぜか私達はこの島の「ルール」で、出会ったら「コロシアイ」をする事になっているのだ。
もちろんささやかに友好的なルールで「一方的なギャクサツ」になりそうな多人数対少数のコロシアイは起きないらしい。

このルールは、暗闇を抜けてこの島に来た瞬間、勝手に頭の中に入り込んできた。


そんなの嘘だと思っていた。
まさか漫画でも映画でもあるまいし。

そう思っていた。



島のそこかしこ至る所で、刃を抜き、相手の肉を裂き、不可思議な力で相手を打ち倒さんとする無数の彼らを見るまでは…!
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